2025-09-25
日銀の7月の政策決定会合の議事録で、一部の理事が将来的に利上げを再開すべきだとの見解を示したことを受けて、木曜早朝の取引で円は若干上昇した。
市場では、中央銀行の10月の会合で利上げが行われる確率が約50%とみられており、この会合では新たな四半期の成長率とインフレ率の予測も発表される予定だ。
S&Pグローバルの日本PMI速報値は9月に48.4に低下し、成長と縮小の境目となる50.0をさらに下回り、3月以来の最低値となった。サービス部門は安定を維持している。
上田総裁は、基調的なインフレ率が2%の目標を持続的に達成するとの確信が強まった場合、段階的な利上げを継続すると述べた。先週の記者会見では、まだ2%には達していないと述べた。
イングランド銀行は、保有する膨大なリスク資産を処分する戦略を固めつつあり、その中心となるのは市場で段階的に上場投資信託(ETF)を売却する計画になる可能性が高いと、イングランド銀行の考えに詳しい3人の関係筋が明らかにした。
日経平均株価が過去最高値を更新していることから、政策当局は今後数ヶ月で決断を下す機会を見出したかもしれない。しかし、政治的混乱の中で資産売却に踏み切るのはリスクを伴う可能性がある。
円は7月以降、概ね狭いレンジ内で推移しており、上限は50SMA付近となっている。このレンジ内で推移しているため、近いうちに1ドル=146.8円に向けて反発すると予想する。
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