公開日: 2026-08-18
更新日: 2026-08-18
CBRSは8月13日に決算を受けて大きく下落したものの、8月17日には前日比15.07%高の251.98ドルで取引を終えました。8月18日も高値261ドル前後まで上昇するなど、買い戻しが強まっています。
背景には、Q2決算でコア売上高が前年同期比103%増の2億990万ドルとなったことや、2026年通期のコア売上高見通しを8.8億~8.9億ドルへ引き上げたことがあります。また、OpenAIなどとのAI推論関連ビジネスへの期待も株価を支えています。
一方、GAAP純損失は約4億5,050万ドルと大きく、利益面には課題が残ります。そのため、今後のセレブラス株価の予想では、売上成長だけでなく、赤字縮小や利益率改善が重要なポイントになります。
さらに8月18日には、超高速AI推論をテーマとした「SUPERNOVA」イベントが開催予定で、新製品や技術発表が株価の追加材料になる可能性があります。
現時点では、250ドル前後が短期的な重要水準とみられ、ここを維持できれば300ドル方向への上昇余地が意識されます。一方、決算後の急落時につけた200ドル台前半を再び割り込む場合は、上昇シナリオが弱まる点に注意が必要です。アナリストの平均目標株価は約300ドルとなっています。

GAAP売上高は1億8,011万ドルで前年同期比74%増となった一方、市場予想の約1億9,423万ドルを下回りました。これが決算発表後の株価下落につながった主な要因です。
一方、セレブラス独自の「Core」ベースでは、売上高が2億990万ドルと前年同期比103%増を記録。特にクラウド・その他サービスのCore売上高は1億2,770万ドル、前年同期比287%増と急拡大しており、AI推論需要の強さが確認できます。
ただし、GAAP純損失は4億5,053万ドルと前年同期の黒字から大幅な赤字に転じました。株式報酬などの影響が大きいものの、データセンター拡張や計算能力の確保に伴うコスト負担もあり、今後は売上成長をどこまで利益改善につなげられるかが焦点になります。
会社側は2026年通期のCore売上高見通しを8.8億~8.9億ドルへ引き上げ、2027年にはCore売上高が2026年から3倍超になるとの見通しを示しています。また、600MW超のデータセンター容量を確保しており、AI推論事業の拡大を支える体制を整えています。

セレブラスは8月のQ2決算で、2026年通期のCore売上高見通しを8.8億~8.9億ドルへ引き上げました。2025年の約5.1億ドルから大幅な増収となる見込みで、AI推論需要の拡大が成長をけん引しています。
特に注目されるのがクラウド事業です。Q2のCoreクラウド・その他サービス売上高は1億2,770万ドルと前年同期比287%増。さらに、AIデータセンター容量は600MWを契約済みで、2026年の製造能力を10倍以上に拡大する計画も示されています。
また、OpenAI向けには750MWのAI推論コンピューティング容量を提供する契約があり、2026~2028年に段階的に展開される予定です。これに加えて、AWSやAMDなどとの提携も進んでおり、AI推論市場で顧客基盤を広げられるかが中長期の成長ポイントとなります。
一方で、成長投資に伴うコスト負担は大きく、Q2のCore営業利益率はマイナス16%でした。会社側はQ3に利益率が低下した後、データセンター容量の拡大によってQ4以降に改善すると説明しています。2027年には売上高を2026年から3倍超にする目標を掲げており、今後は「高成長を維持しながら、どのタイミングで収益性を改善できるか」が株価を左右しそうです。
セレブラスはOpenAIと複数年契約を結び、750MWのAI推論コンピューティング容量を2026~2028年に段階的に提供する計画です。契約額は200億ドル超とされ、OpenAIは追加で最大1.25GWの容量を購入できるオプションも持っています。
この提携のメリットは、セレブラスにとって将来の売上を確保しやすくなる点です。OpenAIはセレブラスの高速推論技術を活用しており、現在はリアルタイムコーディング向けのCodex-Sparkなどにもセレブラスの技術が使われています。さらに直近では、セレブラスの技術がOpenAIのGPT-5.6 Solの「Ultrafast」モードを支えることが注目され、AI推論分野での技術力を改めて示す材料となりました。
株価への影響もすでに表れており、8月17日のCBRSは15%超上昇して251.98ドルで取引を終えました。市場ではOpenAIとの契約進展やAI推論需要の拡大が評価され、WedbushもOpenAI案件の進展を理由の一つとして目標株価を引き上げています。
ただし、注意点もあります。750MWの契約を実際の売上・利益へ転換するには、大規模なデータセンター投資と設備拡張が必要です。OpenAI向け容量の構築には先行投資が発生するため、「大型契約=すぐに高収益」というわけではありません。実際、セレブラスはOpenAIから約10億ドルの運転資金融資を受け、設備拡張などに活用しています。
セレブラスによると、今回のイベントでは新製品の発表、基調講演、超高速AI推論や実際のAIアプリケーションに関するデモが予定されています。イベントは8月18日15時30分~17時30分(米太平洋時間)にライブ配信されます。
特に市場が注目しているのは、次世代AI推論向け製品の発表です。セレブラスは現在、OpenAIのGPT-5.6 Solの「Ultrafast」モードなどで最大750トークン/秒の高速推論を実現しており、今回のイベントでも推論速度やリアルタイムAI処理をさらに強化する技術が示される可能性があります。
また、アナリストの間では新しいCS-4システムへの期待も高まっています。UBSはSUPERNOVAでのCS-4発表や将来的なCS-5を株価上昇要因の一つとして評価しており、新製品が実際に性能向上や顧客獲得につながることを示せれば、CBRSのバリュエーションをさらに押し上げる材料となりそうです。
一方、イベントの内容が市場の期待を下回れば、「材料出尽くし」による短期的な利益確定売りにも注意が必要です。特にCBRSは8月17日に15%超上昇しており、SUPERNOVAへの期待がすでに株価へ織り込まれている可能性があります。
複数のアナリストによる目標株価は300ドル前後が中心です。8月17日の終値251.98ドルを基準にすると、300ドルまで上昇した場合の上昇余地は約19%となります。
UBSはセレブラスに対して330ドルの目標株価を設定しています。SUPERNOVAでの次世代システム発表への期待に加え、AI推論需要の拡大やデータセンター容量の増強を評価しています。現在の株価からみると、330ドルは約31%の上昇余地に相当します。
これまでのアナリストカバレッジでは、CitiやMorgan Stanley、WedbushなどもBuy相当の評価を示しており、目標株価は250~340ドル程度の範囲に集中しています。Citiは340ドル、Craig-Hallumは325ドルの目標株価を提示していました。
Wedbushは決算後の株価下落について、短期的な数字だけでなく、AIアクセラレーター市場でセレブラスが今後どこまでシェアを獲得できるかを見るべきだと評価しています。UBSやMorgan Stanleyも決算後の下落を買い場とみる見方を示しており、長期成長への期待は維持されています。
以上を踏まえると、セレブラス株価の予想では、まず300ドルが重要な上値目標になりそうです。300ドルを明確に突破できれば、UBSなどが示す320~330ドル台が次のターゲットとして意識されます。一方、現在の株価にはAI成長への期待がすでに相当程度織り込まれているため、SUPERNOVAでの新製品発表やOpenAI案件の進展が期待を上回れるかがポイントです。
AI推論需要がさらに拡大し、OpenAIとの750MW・200億ドル超の契約が順調に売上へ反映されれば、株価には上昇余地があります。セレブラスは2026年Core売上高を8.8~8.9億ドルと見込み、2027年には売上高を2026年から3倍超にする目標を掲げています。
SUPERNOVAで新製品やAI推論性能の大幅な向上が示され、市場の期待を上回れば、まず300ドル突破、その後330ドル前後を試す展開が考えられます。実際、UBSの目標株価は330ドルです。
売上高は順調に伸びるものの、データセンター投資や計算能力の確保によるコスト負担が続くケースです。Q2のCore営業利益率はマイナス16%で、会社側もQ3に利益率が低下した後、Q4から改善する見通しを示しています。
この場合、OpenAIなどからの大型案件が下支えする一方、利益率改善を確認するまで積極的な買いが続きにくく、250ドル前後を中心に300ドルまでのレンジで推移する可能性があります。
最大のリスクは、急速な設備投資に対して収益化が追いつかないケースです。Q2のGAAP純損失は4億5,050万ドルに拡大し、GAAP売上高も市場予想を下回りました。決算後には株価が一時大きく売られており、市場が成長率だけでなく収益性を厳しく評価していることが分かります。
さらに、SUPERNOVAの発表が市場期待を下回った場合や、AI半導体株全体が調整した場合には、250ドルを割り込み、200ドル台前半まで下落する可能性も考えておく必要があります。
したがって、現時点では250ドル前後が短期的な分岐点、300ドルが上値の第一目標、330ドル前後が強気シナリオの目安と考えられます。特に8月18日のSUPERNOVA後に、新製品の性能や量産計画がどこまで具体化するかが、今後の株価方向を左右する重要な材料になりそうです。
セレブラスはQ2に4億5,050万ドルのGAAP純損失を計上しました。GAAP営業利益率もマイナス265%と非常に低く、売上高が急増している一方、収益性には大きな課題が残っています。Core営業利益率もマイナス16%でした。
今後、売上成長に対してコスト削減や利益率改善が追いつかなければ、株価のバリュエーションが見直される可能性があります。
セレブラスは現在、600MWのデータセンター容量を契約済みで、2026年には製造能力を10倍以上に拡大する計画です。成長を支える重要な投資である一方、設備・計算能力の確保には大きなコストが伴います。
実際、Q2では計算能力を外部から借りる費用などが粗利益率を押し下げました。今後の設備投資が想定以上に膨らめば、利益改善が遅れる可能性があります。
AI半導体市場では、NVIDIAを中心に大手企業との競争が続いています。セレブラスは高速推論を強みとしていますが、競合各社もAI推論向け製品やインフラへの投資を拡大しています。
そのため、セレブラスが現在の技術的優位性を維持できなければ、顧客獲得や価格競争で不利になる可能性があります。Reutersも、投資家がセレブラスの収益性とNVIDIAとの競争力を懸念していると報じています。
OpenAIとの大型契約は大きな成長材料ですが、契約を実際の売上・利益へ転換するには、データセンター構築や計算能力の増強を計画通り進める必要があります。
したがって、OpenAI向け容量の展開が遅れたり、AI需要や顧客側の計画が変化したりすれば、業績見通しにも影響する可能性があります。
CBRSはIPO後から値動きが非常に大きく、決算発表後には一時16%下落した一方、8月17日には約15%上昇して251.98ドルまで戻しました。
このような値動きの大きさから、業績だけでなくAI関連株全体の投資家心理やイベントへの期待にも株価が左右されやすい点には注意が必要です。
8月18日に開催されるSUPERNOVAでは、新製品や高速AI推論のデモなどが予定されています。
ただし、イベント前に期待が高まりすぎている場合、発表内容が市場予想を上回らなければ、「材料出尽くし」による利益確定売りが発生する可能性があります。
2026年8月18日時点では、アナリストの平均目標株価は300ドル前後で、強気予想では330ドル程度が示されています。AI推論需要の拡大やOpenAIとの大型契約が順調に収益へ反映されれば、300ドル台を目指す可能性があります。ただし、目標株価は保証された価格ではありません。
主な材料は、AI推論市場の拡大、OpenAIとの大型契約、クラウド事業の成長、AI半導体としての技術力です。特に高速推論への需要が強まれば、NVIDIAとは異なるポジションを確立できる可能性があります。
大幅な赤字、データセンターへの先行投資、NVIDIAなどとの競争、OpenAI案件の実行リスクなどが挙げられます。また、AI関連株全体のバリュエーションが調整した場合、CBRSも大きく売られる可能性があります。
現時点でNVIDIAを全面的に置き換えるというより、高速AI推論など特定分野でシェアを拡大できるかがポイントです。セレブラス独自のWafer-Scale Engineを武器に差別化を進めていますが、競争環境は非常に厳しいため、今後の顧客獲得が重要になります。
成長性を重視する投資家にとっては注目度の高い銘柄ですが、現状は赤字や高い株価変動率も抱えています。そのため、目標株価だけで判断せず、売上高の伸び、利益率、OpenAI案件の進捗、データセンター投資などを確認することが重要です。
CBRSは決算や新製品発表、AI関連ニュースによって短期間で大きく動く可能性があります。特にSUPERNOVAのようなイベント前後は値動きが拡大しやすいため、レバレッジを利用する場合は、損失管理とポジションサイズを慎重に設定する必要があります。
セレブラス株価の予想では、AI推論需要の拡大やOpenAIとの大型契約、クラウド事業の急成長が中長期的な上昇材料です。2026年通期のCore売上高見通しは8.8~8.9億ドルへ引き上げられており、2027年にはさらに3倍超の成長が目標とされています。
一方、Q2では大幅なGAAP赤字を計上しており、データセンター投資や計算能力の確保によるコスト負担も残っています。そのため、今後は売上成長に加えて利益率が改善するかが株価の重要なポイントになります。
8月17日の終値は251.98ドルまで15%超上昇し、アナリストの平均目標株価は約299.90ドルです。強気材料が続けば300ドル台、さらにUBSの330ドル目標を意識する展開も考えられますが、AI関連株の高いバリュエーションや競争激化には注意が必要です。
したがって、短期的にはSUPERNOVAの発表内容、中期的にはOpenAI案件の収益化、長期的には利益率改善が焦点となります。CBRSの値動きを取引対象として検討する場合は、こうした材料だけでなく、レバレッジや急激な価格変動にも注意しながら米国株CFDを活用する方法もあります。