NTT株価の予想【2026年最新】AI・IOWN成長と高配当、自社株買いで今後の株価はどうなる?
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NTT株価の予想【2026年最新】AI・IOWN成長と高配当、自社株買いで今後の株価はどうなる?

著者: 高橋健司

公開日: 2026-07-09   
更新日: 2026-07-09

日本を代表する通信企業である日本電信電話(NTT)は、安定した通信事業に加えて、AI時代のインフラ技術「IOWN」やデータセンター事業への投資を進めています。


また、継続的な増配や自社株買いなど株主還元策も強化しており、長期投資家から再評価されています。2026年度の年間配当は1株当たり5.4円を予定し、16期連続増配となる見込みです。さらに、2026年5月には2.000億円を上限とした自己株式取得も発表されています。


本記事では、NTT株価の予想について、最新データや成長材料、リスク要因を分析し、今後の投資判断ポイントを解説します。

NTT株価の予想

NTT株価の最新動向と市場評価

NTT株は、2026年に入り「高配当・安定収益銘柄」としての魅力に加えて、AI時代の通信インフラ企業としての成長期待が高まっています。従来の通信サービスを中心としたビジネスモデルから、AIデータセンター、次世代ネットワーク、法人向けデジタルサービスへ事業領域を拡大しており、市場では今後の企業価値向上が注目されています。


2026年7月9日時点では、NTT株価は大型通信株としての安定性が評価される一方、AI関連投資の収益化スピードや金利環境が今後の株価方向性を左右する重要なポイントになっています。


株価を左右する主要ポイント

NTT株価【五日間】

① 高配当・株主還元による株価下支え

NTT株の大きな投資魅力の一つは、安定した通信収益を背景とした継続的な株主還元です。


NTTは株主還元を経営上の重要課題として位置付けており、継続的な増配と機動的な自己株式取得を基本方針としています。通信事業は景気変動の影響を受けにくいため、NTT株は長期保有を目的とする投資家から安定配当銘柄として注目されています。


特に近年は、配当だけでなく自社株買いにも積極的です。NTTは2026年5月、発行済み株式数の約1.72%にあたる最大14億株、総額2.000億円を上限とする自己株式取得を発表しました。取得期間は2026年5月11日から2027年3月31日までで、資本効率の向上と株主還元強化を目的としています。


自社株買いは市場に流通する株式数を減少させるため、1株当たり利益(EPS)の改善につながる可能性があります。そのため、業績成長が限定的な局面でも、株価の下支え材料として機能することが期待されています。


一方で、高配当株は金利環境の影響を受けやすい特徴があります。日本の長期金利が上昇する局面では、債券などとの利回り比較から、高配当株への投資需要が弱まる可能性もあります。そのため、今後のNTT株価を見る上では、日本銀行の金融政策や市場金利の動向も重要になります。


② AIインフラ需要による成長期待

NTT株価の中長期的な評価を左右する最大のテーマは、AI時代における通信・データ処理インフラ需要の拡大です。


生成AIの普及により、企業や研究機関では大量のデータ処理能力、高速通信、低遅延ネットワークが必要になっています。AIモデルの開発や運用には大規模なデータセンターが不可欠であり、通信インフラを持つNTTにとって大きな成長機会となっています。


NTTグループは、AI時代に対応するため、データセンター設備の拡充を進めています。2026年にはAIネイティブインフラ構想を打ち出し、GPUなどの計算資源、ネットワーク、電力設備を組み合わせたAI向け基盤の提供を目指しています。


また、NTTグループでは2033年度までにデータセンターの受電容量を2026年比で3倍超となる約1GW規模まで拡大する方針を示しており、今後拡大が予想されるAI処理需要の取り込みを狙っています。


③ IOWN・光通信技術への期待

IOWN・光通信技術への期待

NTTの成長戦略で特に注目されているのが、次世代通信基盤「IOWN(Innovative Optical and Wireless Network)」です。


IOWNは光技術を活用することで、高速・低遅延・低消費電力の通信環境を実現することを目指したNTT独自の技術構想です。AI時代では、処理能力だけでなく消費電力削減も重要な課題となっており、光電融合技術を活用したIOWNは、将来的なデータセンターや企業ネットワークの効率化に貢献する可能性があります。


特にAIデータセンターでは、高性能GPUの利用拡大による電力消費増加が課題となっています。そのため、高速通信と省電力化を両立できる技術への需要は今後さらに高まる可能性があります。


市場では、IOWNが単なる研究開発テーマではなく、実際のサービス収益につながるかどうかが、NTTの株価評価を高める重要なポイントになると考えられます。


④ AIデータセンター・法人DX事業の拡大

NTTは個人向け通信事業だけでなく、法人向けデジタルサービスの成長にも力を入れています。


企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)需要拡大により、クラウド、ネットワーク、セキュリティ、データ分析などのサービス需要が増加しています。


特にNTTデータグループでは、AI対応型データセンターの整備を進めています。東京都心部では液冷技術に対応したAIデータセンターの建設が進められており、高性能GPUを活用したAI処理向けサービス提供を目指しています。


このような法人向け事業が成長すれば、NTTは従来の通信料金収入だけではなく、より利益率の高いデジタルサービス企業へ転換できる可能性があります。


NTT株価上昇を期待できる3つの材料

1. IOWN構想による中長期成長

NTT株価の中長期的な上昇要因として最も注目されているのが、次世代通信基盤「IOWN(Innovative Optical and Wireless Network)」です。


生成AIの急速な普及により、世界ではデータ処理量が急増しています。一方で、AIデータセンターでは消費電力の増大が大きな課題となっており、高速通信だけでなく、省電力化できるインフラ技術への需要が高まっています。


NTTは、この課題を解決する技術として、光技術を活用したIOWN構想を推進しています。特に「APN(All Photonics Network)」や光電融合技術は、従来の電子処理中心のネットワークと比較して、高速化・低遅延化・消費電力削減を実現する次世代技術として期待されています。


2026年7月時点では、NTTはIOWNの研究段階から社会実装フェーズへの移行を進めています。NTTによると、IOWN APNについては2026年度に主要都市間、2027年度には県庁所在地間への展開を計画しており、企業向け通信インフラとしての利用拡大を目指しています。


また、NTTは光電融合技術を活用したデバイスの商用化も進めており、2026年第4四半期には新たな製品提供を予定しています。AIデータセンターの電力問題が深刻化する中で、この技術が実際の収益事業へ成長すれば、NTTは単なる通信会社ではなく「AI時代のインフラ企業」として再評価される可能性があります。


投資家が注目するポイントは、IOWNが研究開発テーマにとどまらず、どれだけ利益成長につながるかという点です。今後、AI企業やデータセンター事業者との連携が拡大すれば、NTTの成長期待が株価に反映される可能性があります。


2. 自社株買いによる株価支援

NTT株価を支えるもう一つの重要材料が、積極的な株主還元政策です。


NTTは安定的な配当政策を継続しており、長期投資家から高配当銘柄として評価されています。また、配当だけではなく自己株式取得も実施することで、株主への利益還元を強化しています。


2026年には、NTTが大規模な自己株式取得を発表しました。自社株買いは市場に流通する株式数を減らす効果があり、1株当たり利益(EPS)の改善や株主価値向上につながる可能性があります。


具体的には、以下のような株価への影響が期待されます。

  • 発行済株式数の減少

    企業が自社株を買い戻して消却する場合、市場に存在する株式数が減少します。同じ利益水準でも1株当たり利益が高まりやすくなるため、株価評価にプラスとなる場合があります。


  • EPS改善への期待

    EPS(1株当たり利益)は、投資家が企業価値を判断する重要な指標です。


    自社株買いによって株式数が減少すると、利益総額が変わらなくてもEPSが上昇する可能性があります。そのため、PERなどの株価指標にも影響を与えます。


  • 株主還元重視への評価

    近年、日本株市場では、企業の資本効率改善や株主還元強化が重視されています。


    NTTの増配方針や自社株買いは、安定配当を求める国内外投資家にとって魅力的な要素となっています。一方で、株価上昇を継続するためには、単なる還元だけではなく、AI・デジタル事業による利益成長も重要になります。


3. 通信以外の収益拡大

NTT株価の将来性を考える上で重要なのが、通信事業以外の成長領域です。


従来のNTTは、固定通信や携帯通信を中心とした安定型企業でした。しかし現在は、法人DX、クラウド、データセンター、AI関連サービスなど、高成長分野への投資を強化しています。


特に注目されているのが、AIデータセンター事業です。


生成AIの普及によって、企業では大量の計算処理能力や高速ネットワーク環境への需要が高まっています。NTTグループは、データセンター間を高速接続するIOWN APN技術やGPU活用環境の整備を進め、AI時代のデジタル基盤提供を目指しています。


また、法人向けDXサービスでは、企業の業務効率化、クラウド移行、セキュリティ対策など幅広い需要を取り込む余地があります。


今後、通信料金収入だけではなく、

  • AIデータセンター運営

  • クラウドサービス

  • 法人向けAIソリューション

  • 次世代ネットワークサービス

  • デジタル金融関連サービス

などの収益比率が高まれば、NTTは成熟企業から成長企業へ市場評価が変化する可能性があります。


NTT株価の予想シナリオ

1. 強気シナリオ:AIインフラ企業への転換で株価再評価

強気シナリオでは、NTTが従来の通信会社から、AI時代を支えるデジタルインフラ企業へ成長することで、株価評価が高まる可能性があります。


現在、生成AIの普及によって世界的にデータ処理量が増加しており、高性能GPUを利用するAIデータセンター、高速通信網、省電力ネットワークへの需要が拡大しています。NTTは通信網、データセンター、法人向けITサービスを幅広く展開しているため、AI時代のインフラ需要を取り込める立場にあります。


特に注目されるのが、NTTが推進する「IOWN(Innovative Optical and Wireless Network)」です。光技術を活用した高速・低遅延・低消費電力の通信基盤が実用化されれば、AIデータセンターや企業向けネットワーク市場で競争力を高める可能性があります。市場でもIOWN関連事業への期待が高まっており、AIインフラ分野での成長テーマとして注目されています。


また、NTTは株主還元にも積極的で、2026年時点では16期連続増配方針や自己株式取得などが投資家心理を支える材料になっています。


強気シナリオでは、以下の流れが実現することで株価上昇につながる可能性があります。

  • AIデータセンター需要の拡大

  • IOWN技術の商用化進展

  • 法人向けデジタルサービスの利益成長

  • 配当・自社株買いによる株主還元強化

  • 市場によるPER水準の切り上げ


市場がNTTを単なる高配当通信株ではなく、AI時代のインフラ成長企業として評価するようになれば、中長期的な株価上昇余地が広がる可能性があります。


2. 中立シナリオ:安定配当銘柄として緩やかに推移

中立シナリオでは、NTT株は急激な成長株化ではなく、安定した収益力と株主還元を評価される大型ディフェンシブ銘柄として推移する展開が考えられます。


NTTの通信事業は国内市場で成熟しているものの、携帯通信、固定通信、法人ネットワークなどから安定したキャッシュフローを生み出しています。そのため、景気変動が大きい局面では、安定収益を持つ大型株として投資家から選好される可能性があります。


また、NTT株は配当目的の長期投資家から一定の需要があります。2026年7月時点では、予想配当利回りは約3.6%、予想1株配当は5.4円となっており、インカムゲインを重視する投資家にとって魅力的な水準です。


一方で、通信事業そのものは急速な市場拡大が期待しにくいため、株価が大きく上昇するには新たな成長分野での利益拡大が必要になります。


中立シナリオでは、

  • 通信事業による安定収益維持

  • 配当継続による投資需要

  • AI・IOWN事業への期待継続

  • 株価は緩やかな上昇または一定レンジ推移

という展開が想定されます。


つまりNTT株は、短期間で大幅上昇を狙う成長株というより、安定した配当収入と中長期的な企業価値向上を狙う銘柄として評価される可能性があります。


3. 弱気シナリオ:通信競争・投資負担が株価の重しになる可能性

弱気シナリオでは、NTTが進めるAI・デジタル投資の成果が期待より遅れる場合や、通信事業の収益環境が悪化した場合に株価が調整する可能性があります。


まず、国内通信市場は成熟化しており、携帯料金競争や通信サービス価格の低下が続けば、利益成長が鈍化するリスクがあります。NTTドコモを中心とした通信事業は安定している一方、過去のような高成長を実現することは難しくなっています。


次に、AIインフラ投資による負担も注意点です。データセンター、ネットワーク設備、研究開発には大規模な資金投入が必要であり、投資回収まで時間がかかる可能性があります。


市場が「AI関連投資は将来性がある」と評価する一方で、短期的な利益成長が伴わなければ、株価には下押し圧力となる可能性があります。


また、NTTは高配当銘柄として保有される傾向があるため、金利上昇局面では注意が必要です。国債など安全資産の利回りが上昇すると、高配当株の相対的な魅力が低下し、資金流出につながる場合があります。


弱気シナリオでは、以下のリスクが株価の重しになります。

  • 国内通信市場の競争激化

  • AI・データセンター投資負担増加

  • IOWN事業の収益化遅れ

  • 金利上昇による高配当株需要低下

  • 市場期待と実際の利益成長の乖離


よくある質問(FAQ)

Q1. NTT株価は今後上昇する可能性がありますか?

NTT株価の今後の上昇には、AIインフラ需要の拡大、IOWN技術の事業化、データセンター事業の成長が重要なポイントになります。従来の通信事業だけでは大幅な成長は期待しにくいものの、生成AIの普及によって高速通信や大容量データ処理への需要が高まっており、NTTがAI時代のインフラ企業として評価されれば、中長期的な株価上昇につながる可能性があります。


一方で、株価は市場環境や金利動向、通信業界の競争状況にも影響を受けるため、必ず上昇するとは限りません。投資判断では、業績の伸びや株主還元策、成長事業の進捗を継続的に確認することが重要です。


Q2. NTT株は今が買い時ですか?

NTT株の買い時を判断するには、株価水準だけでなく、PER、PBR、配当利回り、業績成長率など複数の指標を見る必要があります。


NTTは通信インフラ企業として安定した収益基盤を持ち、増配や自社株買いなど株主還元にも積極的です。そのため、長期的に配当収入を得たい投資家にとっては魅力的な銘柄といえます。


ただし、短期的には日本株全体の相場環境、金利上昇、決算内容によって株価が変動する可能性があります。そのため、一度に大きな金額を投資するよりも、株価水準や市場環境を確認しながら段階的に投資する方法も検討できます。


Q3. NTT株の最大の成長材料は何ですか?

NTT株の最大の成長材料として注目されているのは、AI時代のデジタルインフラ需要です。


特に、次世代通信技術であるIOWN、AIデータセンター、法人向けDXサービスの拡大が期待されています。生成AIの利用拡大によって、大量のデータ処理や低消費電力の通信インフラが必要になるため、NTTの通信技術やネットワーク資産が新たな収益機会につながる可能性があります。


今後、これらの事業が売上や利益にどれだけ貢献できるかが、NTT株の評価を左右する重要なポイントになります。


Q4. NTT株は配当目的の投資に向いていますか?

NTT株は、安定した配当収入を重視する投資家から注目される銘柄です。


通信事業は景気変動の影響を受けにくく、継続的なキャッシュフローを生み出しやすい特徴があります。また、NTTは増配方針を継続しており、長期保有によるインカムゲインを狙う投資スタイルと相性が良い銘柄といえます。


ただし、高配当株であっても株価下落による評価損が発生する可能性があります。そのため、配当利回りだけではなく、企業の利益成長や財務状況も合わせて確認することが大切です。


Q5. NTT株に投資する際のリスクは何ですか?

NTT株への投資リスクとして、主に以下の点が挙げられます。


まず、国内通信市場は成熟化しており、携帯料金競争や市場成長率の低下によって、通信事業の利益拡大が限定される可能性があります。


また、AIデータセンターやIOWNなどへの大型投資は、将来的な成長につながる一方で、短期的には設備投資負担となる可能性があります。さらに、金利上昇局面では高配当株への投資需要が低下し、株価が調整するリスクもあります。


投資を検討する際は、成長期待だけでなく、これらのリスク要因も確認する必要があります。


まとめ

NTT株価の予想では、短期的には国内通信市場の競争環境、日本銀行の金融政策、長期金利の動向などの影響を受ける可能性があります。一方で、中長期的にはAIデータセンター需要の拡大、IOWN技術の実用化、法人向けDXサービスの成長が株価上昇の重要な成長ドライバーになると考えられます。


また、NTTは安定した通信収益を基盤として、継続的な増配や自社株買いなど株主還元にも力を入れており、長期投資家にとって魅力的な要素となっています。ただし、投資判断を行う際には、配当利回りだけを見るのではなく、AI関連投資が実際の利益成長につながるか、企業価値が継続的に向上しているかを総合的に確認することが重要です。


NTT株の値動きを短期的に分析する場合は、現物株投資だけでなく、株価指数CFDを活用した市場分析も一つの方法です。株価指数CFDでは、日経平均株価やTOPIXなど日本株市場全体の方向性を取引対象として、上昇局面だけでなく下落局面でも投資機会を狙うことができます。NTTのような大型通信株は、個別企業の業績だけでなく、日本株全体の資金流入や市場センチメントの影響も受けるため、株価指数CFDを通じて市場全体のトレンドを把握することは、NTT株の投資判断を補完する手段になります。ただし、CFD取引ではレバレッジによって利益だけでなく損失も拡大する可能性があるため、適切なリスク管理と資金管理を行うことが重要です。

免責事項: 本資料は一般的な情報提供のみを目的としており、いかなる金融、投資、その他の助言を構成するものではなく(また、そのようにみなされるべきではありません)、また、お客様が依拠する際の根拠となるものではありません。本資料に表明されている意見は、EBCまたは著者が、特定の投資、証券、取引、または投資戦略が特定の個人に適していることを推奨するものではありません。
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