公開日: 2025-12-16
11月のNFP
2025年12月16日(火曜日)
前: /予測: 40K
投資家の大きな注目を集めている。これは、秋に発生した政府機関の閉鎖(シャットダウン)の影響により公式統計の発表が数週間遅れた後となるためだ。また、高インフレと雇用情勢の減速リスクとのバランスを模索する連邦準備制度理事会(FRB)にとって、重要な判断材料となるタイミングでの発表となる。
今回の報告書は、11月のデータに加え、10月のデータの一部も併せて発表されるという異例の構成となる。エコノミストの予測によると、11月の雇用者数は全体で4万人の増加が見込まれている。失業率は9月と同水準の4.4%で横ばいになるとの見方が主流だ。一方、10月の雇用統計では、連邦政府職員の一時帰休の影響により、政府部門の雇用が大幅に減少すると予測されている。なお、10月の失業率に関するデータは今回、公表されない見込みだ。
エコノミストの間では、労働市場は過去2か月間で引き続き冷え込みつつあるとの見方が強まっている。9月に記録した予想外に堅調な雇用増加(全体で11万9千人)が継続する可能性は低く、この数字自体が下方修正される可能性も高いと指摘されている。

免責事項: この資料は一般的な情報提供のみを目的としており、信頼できる財務、投資、その他のアドバイスを意図したものではなく、またそのように見なされるべきではありません。この資料に記載されている意見は、EBCまたは著者が特定の投資、証券、取引、または投資戦略が特定の個人に適していることを推奨するものではありません。