公開日: 2025-10-16
米中貿易摩擦で投資家心理が悪化し、オーストラリアドルは木曜日に下落した。また、連邦準備制度理事会が今年政策金利を引き下げるという確信が高まっていることも米ドルの重しとなった。
オーストラリアの失業率は、職探しをする人が増えたことにより9月に予想外に急上昇し、4年ぶりの高水準に達したが、この弱い結果によりさらなる政策緩和への期待が再燃した。
トレーダーらは、オーストラリア準備銀行(RBA)が11月に利下げを行うとの見方を強め、利下げ幅は72%に拡大した。政策当局がインフレの高止まりと消費支出の回復を懸念する中、追加緩和の見通しは薄れていた。
同国の8月の財貿易黒字は大幅に減少し、市場予想を大きく下回った。金は今年度、鉄鉱石に次ぐ第2位の資源収入源となる見込みだ。
S&Pグローバル・レーティングは先週の報告書で、逆風に加えて、中国の不動産市場は2025年に予想以上に急激に落ち込み、業界の低迷が5年連続で続くと予想していると述べた。
IMF(国際通貨基金)によると、米国の関税引き上げは今のところ世界的に予想よりも影響が小さいが、経済成長に全く影響がなかったと結論付けるのは「時期尚早で誤り」だという。
豪ドルは9月下旬に0.67付近で高値を付けた後、50SMAを下回りました。下落トレンドは今後も続く可能性が高いものの、200SMAが潜在的な下落を食い止めると予想される。
資産の要約
10月15日の市場引け時点では、EBCの取引銘柄の中で、モルガン・スタンレーとヴァンエック・ジュニア・ゴールド・マイナーズETFが上昇を牽引した。銀行株は第3四半期決算で引き続き好調な結果となった。
モルガン・スタンレーの利益は、株式取引、投資銀行業務、資産管理業務の好調により、過去5年近くで最大の差で予想を上回った。
金価格は1オンスあたり4.200ドルを突破し、史上最高値を更新した。これにより、小規模金鉱会社の株価も上昇した。パウエルFRB議長の最近の発言は、年末までにさらに2回の利下げが行われる可能性を示唆している。
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