英国とEUが主要な貿易・防衛協定に合意したことで、ポンドは火曜日に値上がり幅を縮小した。ドル安は貿易交渉に注目している。
英国がEUとの貿易・防衛分野の大規模な再構築合意で、ポンドは火曜日に前日の上昇分を消化した。ドルは、進行中の貿易協議への注目が高まる中、概ね軟調に推移した。
英国が2020年に正式にEUを離脱して以来、最大の再編となる。労働党政権は、この合意により書類手続きや検査が減り、食品や飲料の輸出入が容易になると述べた。
見返りとして、英国はEUに対し、自国の漁業水域へのアクセスを2038年まで認める。これは既存の協定を12年間延長するものである。地政学的緊張が高まる中、安全保障協定についても協議が行われている。
ロシアのウクライナ侵攻による1500億ポンドの新たなEU防衛基金に英国が参加することで合意した。これにより、英国の軍需企業に防衛関連契約の入札機会が開かれることになる。
英国は今月初め、世界最高水準の輸入関税を課すインドと「歴史的な」自由貿易協定を締結した。この協定に基づき、インドは国内で販売される英国製品の90%に対する関税を削減する。
4月の消費者物価指数は前年同月比3%上昇すると予想されており、これは3月の2.6%から大幅に上昇する。しかし、貿易協定の締結により、インフレ率は目標の2%に回復するだろう。
ポンドは5月6日に記録した高値1.34付近で推移している。新たな上昇のきっかけがなければ、ポンドは1.3345に向けて下落する可能性がある。
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5月19日、市場が米国資産の弱体化に反応し、アジア市場の早い時間帯にドルが下落した。4月の小売売上高は関税導入前の購買意欲が衰えていることを示した。
2025-05-19