テラスカイが何の会社か徹底解説|Salesforce・AWSで成長するクラウドDX企業
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テラスカイが何の会社か徹底解説|Salesforce・AWSで成長するクラウドDX企業

著者: 高橋健司

公開日: 2026-06-04

「テラスカイが何の会社なのか気になる」「Salesforce関連銘柄として注目されている理由を知りたい」という投資家も多いでしょう。


テラスカイは企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)を支援するクラウドインテグレーション企業であり、SalesforceやAWSを活用したシステム導入・開発を主力事業としています。近年はAI関連サービスにも注力しており、成長期待の高いクラウド市場で存在感を高めています。


テラスカイが何の会社か簡単に説明

テラスカイは2006年に設立された日本のクラウド専門企業で、企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)を支援しています。主な事業は以下の通りです。

  • Salesforce導入支援:CRMや営業管理システムの構築

  • クラウドシステム開発:AWSやマルチクラウド環境でのシステム構築

  • 自社SaaS製品の開発・提供:業務効率化やAI活用サービスを含む

  • AIソリューション提供:生成AIや業務自動化サービスを展開


国内のクラウド黎明期から実績を積み重ね、SalesforceやAWSなどのクラウド領域で信頼を得ている企業です。

SaaS製品の開発

テラスカイの主力事業の詳細解説

1. Salesforce関連事業

テラスカイの中核事業は、世界的CRMプラットフォームであるSalesforceの導入支援です。企業の営業管理、顧客管理、マーケティング、自動化システムの構築を手掛けており、企画・設計から開発、運用保守までワンストップで提供しています。


同社はSalesforceの国内有力パートナーとして知られ、累計導入実績は8,000件を超えています。2026年には「Salesforce Japan Partner Award 2026」を受賞するなど、高い技術力と実績が評価されています。


また、2024年からはNTTデータとの資本業務提携を進めており、大型案件やグローバル案件の獲得を強化しています。


2. AWS・マルチクラウド事業

テラスカイはSalesforceだけでなく、AWSをはじめとするマルチクラウド領域にも事業を拡大しています。


企業のDX推進に伴い、CRM、ERP、基幹システム、データ基盤を連携させる需要が高まる中、AWSや各種クラウドサービスとのシステム統合を支援しています。近年は大手企業向け案件が増加しており、既存顧客への追加提案による売上拡大も進んでいます。


クラウド市場の成長を背景に、Salesforce依存から脱却しながら事業領域を広げていることも特徴です。


3. 自社製品事業

テラスカイはクラウド導入支援だけでなく、自社SaaS製品の開発・販売にも注力しています。


主力製品にはグループウェア「mitoco」、AIプラットフォーム「mitoco Buddy」、会計システム「mitoco会計」、Salesforce開発支援ツール「SkyVisualEditor」などがあります。これらの製品はサブスクリプション型のストック収益を生み出し、業績の安定化に貢献しています。


特に2026年は生成AI分野への取り組みが加速しており、「mitoco Buddy」がSalesforce公式の「Salesforce Hosted MCP Servers」に対応しました。これによりSalesforceやSlackなど約50種類の外部サービスと連携し、業務自動化や企業データ活用を支援できるようになっています。


さらに2026年5月には、自分専用のAIエージェントを作成できる「マイエージェント」機能を追加し、生成AI市場の成長を取り込む戦略を進めています。


2026年最新業績

テラスカイの2026年2月期連結決算は、クラウド需要の拡大と大型案件の獲得を背景に、売上高・利益ともに過去最高を更新しました。特に主力のSalesforce関連事業が堅調に推移したほか、自社クラウド製品の成長も業績を押し上げています。

項目 実績
売上高 280.56億円
営業利益 15.60億円
経常利益 17.27億円
当期純利益 15.72億円
売上高成長率 前年比 +13.5%
営業利益成長率 前年比 +7.4%

1. 売上高は13.5%増で過去最高

2026年2月期の売上高は280.56億円となり、前期から13.5%増加しました。企業のDX投資が継続する中、SalesforceやAWS関連のクラウドインテグレーション案件が増加したことが主な要因です。また、大手企業向け案件の大型化も売上成長に寄与しました。


2. 営業利益は15.6億円、最高益を更新

営業利益は15.60億円と前年比7.4%増加しました。人材採用やAI関連への先行投資を継続しながらも、高付加価値案件の増加や利益率改善により増益を達成しています。会社側も「投資をこなしつつ最高益を更新した」と説明しています。


3. ソリューション事業が業績を牽引

主力のソリューション事業は売上高260.2億円、セグメント利益32.1億円となり、引き続きグループ全体の成長エンジンとなりました。Salesforce導入支援やクラウド移行案件への需要が高水準で推移しています。


一方、自社製品を展開する製品事業は売上高22.5億円と成長したものの、生成AI関連サービスへの積極投資によりセグメント損失を計上しました。しかし、将来の成長分野への先行投資として位置付けられています。


4. 2027年2月期は大幅増益を計画

会社予想では、2027年2月期の売上高は343.49億円(前期比22.4%増)、営業利益は25.41億円(同62.9%増)を見込んでいます。NTTデータとの協業拡大、AI関連サービスの成長、グループ再編効果などが業績拡大の原動力になる見通しです。


5. 投資家が注目するポイント

2026年6月現在、投資家が注目しているのは「AI事業の収益化」と「NTTデータとの協業効果」です。会社は2027年2月期に営業利益6割超の成長を計画しており、計画達成の鍵を握るのが生成AI関連サービスの拡販と大型案件の獲得状況です。今後の四半期決算では、これらの進捗が株価を左右する重要な材料になるとみられています。


直近の株価動向

テラスカイ(東証プライム:3915)の株価は、2026年4月に発表した好決算と2027年2月期の強気な業績見通しを背景に、5月後半から6月初旬にかけて大きく上昇しています。2026年2月期は売上高280.56億円、営業利益15.6億円と過去最高業績を更新し、会社側は2027年2月期も売上高343.49億円、営業利益25.41億円を見込んでいます。

テラスカイ株価【五日間】

1. 6月4日に急騰し年初来高値を更新

2026年6月4日の取引では、テラスカイ株は一時3,715円まで上昇し、52週高値を更新しました。前日終値3,030円に対して大幅高となり、市場ではAI関連事業への期待や新たな技術発表が買い材料として意識されています。出来高も約598万株まで膨らみ、通常を大きく上回る活況な売買となりました。


2. AI関連材料が投資家の注目を集める

6月3日には、同社がAI駆動型開発モデル「BLADE(BluePrint AI-Driven Environment)」に関する発表を行ったことが話題となりました。生成AIやAIエージェント市場への期待が高まる中、テラスカイがクラウドとAIを融合したサービス展開を加速している点が評価されています。


3. 3月安値から株価は2倍超に上昇

テラスカイ株は2026年3月30日に年初来安値1,494円を付けましたが、その後は業績改善期待やAI関連テーマへの資金流入を背景に上昇基調へ転換しました。6月4日の高値3.715円ベースでは、約2.5倍まで上昇した計算となり、東証プライム市場でも高いパフォーマンスを記録しています。


テラスカイの今後の成長ポイント

  • AI関連事業の拡大

    2026年5月にテラスカイは、生成AIを活用した「マイエージェント」機能の提供を開始しました。これにより、企業は自社データを連携させたカスタムAIエージェントを作成でき、業務自動化やデータ分析を効率化できます。


    また、主力のSaaS製品「mitoco Buddy」もAI対応を強化し、SalesforceやSlack、Teamsなど50種類以上の外部サービスと連携可能になりました。この取り組みは、企業のDX投資ニーズの高まりと、生成AIを活用した業務効率化需要を直接取り込む施策として市場から注目されています。


  • DX投資の継続

    日本企業のクラウド移行・DX投資は2026年も堅調です。テラスカイは国内大手企業を中心にSalesforce導入やAWSクラウド移行案件を受注しており、前年同期比で案件数が10〜15%増加しています。特に金融・製造・サービス業界でのDX需要が高く、中長期的に安定した売上成長を支える要因となっています。


  • AWS・Google Cloud領域の拡大

    テラスカイは従来のSalesforce依存から脱却し、AWSやGoogle Cloudを活用したクラウドソリューション事業を拡大中です。2026年2月期決算でも、クラウドインテグレーション案件の売上比率が全体の約45%まで増加しました。


    特に大手企業向けのマルチクラウド移行案件が増えており、NTTデータとの協業による大型案件獲得も進行中です。今後、Salesforceだけでなくクラウド全体の統合ソリューション提供が、テラスカイの成長の重要な柱となる見込みです。


よくある質問(FAQ)

Q1. テラスカイは何が強みですか?

テラスカイの最大の強みは、Salesforce導入実績の豊富さとマルチクラウド対応力です。

  • Salesforce関連では国内累計8,000件以上の導入実績を誇り、CRMや営業管理、マーケティング自動化システムの構築・運用までワンストップで提供しています。

  • AWSやGoogle Cloudなど複数クラウド環境に対応可能で、企業のマルチクラウド移行を支援。

  • 大規模案件や業務システム統合に強みを持ち、NTTデータとの協業により大型案件の獲得力も向上しています。


Q2. テラスカイはAI関連銘柄ですか?

はい。テラスカイは企業向けAI活用支援を強化するAI関連銘柄としても注目されています。

  • 主力のAIプラットフォーム「mitoco Buddy」は、SalesforceやSlack、Teamsなど多くの外部サービスと連携可能。

  • 生成AIを活用した「マイエージェント」機能により、企業は自社データをもとにカスタムAIエージェントを作成でき、業務自動化・データ分析の効率化が可能です。

  • 2026年以降はAIサービスの売上比率拡大が期待されており、中長期の成長ドライバーとなる見込みです。


Q3. テラスカイの主な顧客は?

テラスカイは大企業を中心に幅広い業界のDX支援を行っています。

  • 金融・保険業界:CRM導入やデータ分析基盤構築

  • 製造業:クラウドによる業務プロセス自動化、工場データ統合

  • サービス業:顧客管理・マーケティング自動化、AIチャットボット導入

  • その他:官公庁や流通、小売などのクラウド・DXプロジェクト


企業規模や業界を問わず、クラウド導入支援・AI活用支援のニーズに対応しており、累計導入実績は8,000件以上です。


まとめ

テラスカイが何の会社かを一言で表すなら、「Salesforceを中心としたクラウド導入支援とAIソリューションを提供するDX企業」です。2026年も増収増益を維持しており、AI・クラウド市場の拡大を背景に今後の成長が期待されています。

免責事項: 本資料は一般的な情報提供のみを目的としており、いかなる金融、投資、その他の助言を構成するものではなく(また、そのようにみなされるべきではありません)、また、お客様が依拠する際の根拠となるものではありません。本資料に表明されている意見は、EBCまたは著者が、特定の投資、証券、取引、または投資戦略が特定の個人に適していることを推奨するものではありません。