公開日: 2025-04-01
 
              
              
              海外FXを利用する際に、スプレッドに関して次のような疑問を持つ方も多いでしょう。
海外FXのスプレッドは?
海外FXのスプレッドが狭い業者はどこ?
海外FXはどこがおすすめ?

海外FXのスプレッドは、国内FXとやや特徴が異なります。また、どのFX業者を利用するのかによっても変動するため、しっかりと調査しておくことが重要です。
そこで本記事では、海外FXのスプレッドの概要や国内FXとの違いをお伝えします。
記事の後半では、業者の選び方やスプレッドを抑えるコツなども紹介していますので、気になる部分だけでもチェックしてみてください。
海外FXのスプレッドとは?

FXの取引において、スプレッドの確認は重要なポイントです。
スプレッドとは、FX取引における「売値(Bid)」と「買値(Ask)」の差を指します。例えば、ある通貨ペアの買値が1.2000、売値が1.1998だった場合、その差(0.0002=2pips)がスプレッドです。
このスプレッドは、トレーダーにとっての実質的な取引コストとなるため、狭いほどコストが低く、広いほどコストが高くなります。海外FXでは「取引手数料無料」の業者が多いですが、実際にはスプレッドを通じて利益を得ているケースも多いです。
そのため、スプレッドの仕組みを理解し、手数料などのコストと比較した上で取引をするのが望ましいです。
そこでまずは、海外FXのスプレッドについてよく分からないという方のため、以下の内容をお伝えします。
海外FXのスプレッドと国内FXの違い
海外FXはスプレッドが広い理由
それぞれわかりやすくまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。
海外FXのスプレッドと国内FXの違い
海外FXと国内FXでは、スプレッドに違いがあります。以下の比較表でポイントを整理します。
| 項目 | 国内FX | 海外FX | 
| 単位の違い | 銭 | pips(ピップス) | 
| 変動スプレッド・固定スプレッド | 固定スプレッド | 変動スプレッド | 
| 注文方式(DD方式・NDD方式) | 主にDD方式 | 主にNDD方式(STP/ECN) | 
国内FXは、業者が顧客の注文を処理する「DD方式」を採用しているため、スプレッドを低く抑えることが可能です。一方、海外FXでは「NDD方式(STP/ECN)」を採用しており、市場の価格に基づいた透明性の高い取引ができる反面、スプレッドが広くなりやすい傾向があります。
海外FXはスプレッドが広い理由
海外FXのスプレッドが広い理由は、業者の取引方式や収益モデルの違いにあります。国内FX業者の多くは「DD方式(ディーリングデスク方式)」を採用し、顧客の注文を自社内で処理するため、スプレッドを狭く設定できる仕組みです。
海外FX業者は主に「NDD方式(ノンディーリングデスク方式)」を採用し、注文を直接市場に流すため、取引の透明性は高いものの、スプレッドを広めに設定する必要があります。
また、海外FXではゼロカットシステムを導入しており、追証なしで取引ができるメリットがありますが、業者側はそのリスクをカバーするためにスプレッドを広げるなど実質的な手数料を得る方法がなければ採算が取れません。
さらに、海外FXは国内FXに比べて高いレバレッジを提供しており、これに伴うリスク管理としても、スプレッドが広がる傾向があります。
スプレッドが狭い海外FX業者おすすめ:EBCを解説

最低0pipsからの取引が可能
平均約定速度20msの迅速な取引環境
最大500倍のハイレバレッジに対応
EBC Financial Groupは、2020年に設立された新興の海外FX業者ながら、高い信頼性と取引環境の良さで急速に注目を集めています。イギリスやオーストラリアを拠点にし、最低0pipsのスプレッドと最大500倍のレバレッジを提供することで、多様なトレーダーに対応しているのが魅力です。
また、平均約定速度20msというスピーディな約定力が魅力で、スキャルピングや短期取引にも適した環境が整っています。JPモルガンやゴールドマン・サックスなどの大手金融機関と提携し、信頼性の高いリクイディティ(流動性)を確保している点も安心材料です。
さらに、FSCS(最大8.5万ポンド)、The Financial Commission(最大2万ユーロ)の補償制度により、万が一の資産保護体制も充実しています。スプレッドの狭さや約定力の面から、トレーダーにとってEBCは魅力的な選択肢となるでしょう。
| 主要通貨ペア | スプレッド(pips) | 
| USDJPY | 0.1 | 
| EURJPY | 0.4 | 
| AUDUSD | 0.2 | 
スプレッドを抑えるための海外FX業者の選び方

海外FX業者でスプレッドを抑えつつ取引をしたい方は、次のような選び方を意識してみると良いでしょう。
取引コスト(手数料+スプレッド)の合計で比較する
約定力が高い業者を選ぶ
それぞれについて詳しくお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてください。
取引コスト(手数料+スプレッド)の合計で比較する
海外FXの取引コストは、スプレッドと取引手数料の合計で決まります。多くのトレーダーはスプレッドの狭さを重視しますが、ECN口座では別途取引手数料が発生するため、スプレッドだけを見て判断すると「思ったよりコストがかかった」と感じることもあるでしょう。
例えば、スプレッドが0.5pipsのECN口座でも、往復手数料(エントリーと決済の合計)が1ロットあたり6ドル発生する場合、実質的なコストは1.1pipsほどになります。一方で、スプレッドが1.0pipsでも手数料なしのSTP口座を選ぶと、結果的にSTP口座のほうがコストを抑えられるケースもあります。
特にスキャルピングのように頻繁に取引するスタイルでは、1回ごとのコスト差が積み重なるため、実質的な取引コストをしっかり比較することが重要です。
海外FX業者を選ぶ際は、スプレッドだけでなく手数料込みの合計コストをチェックし、自分の取引スタイルに合った業者を選びましょう。
約定力が高い業者を選ぶ
スプレッドが狭いだけでなく、「約定力」もスプレッドを抑えるために重要なポイントです。約定力とは、注文がスムーズに成立する能力のこと で、相場が急変するときや高頻度で取引するスキャルピングでは、約定スピードが遅かったり、希望価格で注文が通らないと、予想外のコスト増につながります。
約定力が低い業者では、スプレッドが狭くても、注文した価格よりも不利な価格で約定してしまう現象(スリッページ)が頻発し、結果的にコストがかさんでしまうこともあります。
そのため、単純なスプレッドの狭さだけでなく、約定力の高い業者を選ぶことが重要です。
約定力の高い業者は、サーバーの性能が良く、流動性プロバイダー(LP)との接続が強固な特徴があります。EBCのような業者は、低スプレッドだけでなく、高い約定力によりマイナススリッページが少ないことで知られており、スキャルピングや短期トレードを行うトレーダーに人気です。
スプレッドが狭くても、約定力が低いと結果的に損をする可能性があるため、スプレッドと約定力のバランスを考えて業者を選びましょう。
スプレッドを最小限にする取引のコツ

海外FXのスプレッドはさまざまな要因について変動することがあります。特に以下のコツを意識することで、スプレッドを最小限にして取引できるでしょう。
スプレッドが狭い時間帯を狙う
低スプレッドの口座タイプを選ぶ
通貨ペアごとのスプレッドを確認する
それぞれについて、もう少し詳しくお伝えします。
スプレッドが狭い時間帯を狙う
海外FXの市場は、取引時間によってスプレッドの広がり方が変わります。一般的には市場の流動性が高い時間帯ほどスプレッドが狭くなるのが特徴です。逆に、次のようなタイミングでは、スプレッドが広くなるので、避けるようにしましょう。
各国の取引市場が開く・閉じるタイミング
主要な経済データや指標が公表されるタイミング
日をまたぐポジションの持ち越し処理が行われる時間帯
日本市場が閉まっている未明の時間帯
上記の目安として、日本時間の早朝(5:00〜8:00)や週明けなどは避けるべきです。
これらのタイミングは、スプレッドが広がりやすいため、取引を避けるのが無難です。これら以外の時間帯であればスプレッドは通常通り、もしくは狭くなっていることがあるため、そのような時間帯を狙って取引するようにしましょう。
時間帯で言えば、日本時間で夕方〜深夜頃が狙い目です。
低スプレッドの口座タイプを選ぶ
海外FXでは、同じ業者でも口座タイプによってスプレッドが異なります。スプレッドを抑えたい場合は、ECN方式の口座を選ぶのがポイントです。
ただし、ECN方式はスプレッドの他に手数料がかかるというデメリットもあります。スプレッドの狭さを重視する方にはおすすめできますが、手数料も考慮して選択するようにしましょう。
逆にSTP方式の場合はスプレッドが広めですが、その分手数料が発生しないメリットがあります。最終的には、自分にどちらが向いているかといった視点で選ぶことが大切です。
通貨ペアごとのスプレッドを確認する
海外FXでは、通貨ペアごとにスプレッドが異なります。
ドル円やユーロ円などの主要通貨ペアは比較的スプレッドが狭い傾向があり、マイナーな通貨ペアはスプレッドが広めです。
スプレッド重視で選びたい方は、主要通貨ペアを選ぶことで、スプレッドを抑えながら取引が可能です。
海外FXのスプレッドについてよくある質問(FAQ)

海外FXのスプレッドについて、よくある質問に回答します。
海外FXのスプレッドはなぜ変動するの?
日本のFX業者では固定スプレッドが一般的ですが、海外FX業者では変動スプレッドが主流です。これは、取引の仕組みや業者の運営方式に違いがあるためです。
日本国内のFXはDD方式が一般的で、顧客の注文を社内で処理し、スプレッドを固定する仕組みになっています。そのため、一見するとスプレッドが安定して見えますが、業者がレートをコントロールすることも可能です。
一方、海外FX業者の多くは、NDD方式を採用しており、トレーダーの注文を市場へ直接流します。そのため、市場の流動性や相場の状況に応じてスプレッドが変動させる必要があるのです。
国内FXには取引コストが安定しているメリットがありますが、市場が急変すると約定拒否やスリッページが起こることも。変動スプレッドの場合は逆に市場に直接流すため、取引の透明性が高く、市場の実勢価格に応じて取引できるメリットがあります。
スプレッドが狭い業者は安全?
スプレッドの狭い業者が必ずしも安全とは限りません。特に、異常に狭いスプレッドを提供している業者は、約定拒否やスリッページが発生しやすい可能性があるため注意が必要です。
スプレッドの狭さだけで業者を選ぶのではなく、運営の信頼性・規制ライセンス・約定力 なども確認することが大切です。
まとめ

本記事では、海外FXのスプレッド事情や国内FXとの違い、スプレッドから見たおすすめの海外FX業者などを紹介しました。
海外FXは基本的にスプレッドの変動があるため、一概に判断しづらい部分があります。しかし、なかには比較的少ないスプレッドで提供しつつ、高速約定など透明性も評価されているような業者も存在します。
自分の取引スタイルや取引したい通貨なども考慮して、最適な業者を判断してみましょう。
免責事項: この資料は一般的な情報提供のみを目的としており、信頼できる財務、投資、その他のアドバイスを意図したものではなく、またそのように見なされるべきではありません。この資料に記載されている意見は、EBCまたは著者が特定の投資、証券、取引、または投資戦略が特定の個人に適していることを推奨するものではありません。
 
                     
                     
                     
                     
                     
                      
                       
                      
                       
                      
                       
                      
                       
                      
                      