10月8日、ドルは7週間ぶりの高値を維持した。好調な米雇用統計を受けて米大幅利下げ観測が後退した一方、中東情勢の緊迫化が重荷となった。
2024年10月8日:EBC外国為替スナップショット
10月8日(火)、ドルは7週間ぶりの高値を維持した。好調な米雇用統計を受けて米大幅利下げ観測が後退した一方、中東情勢の緊迫化がリスク心理を悪化させたためである。
円は7週間ぶりの安値を更新した。ブルームバーグによると、ストラテジストは日銀の利上げによって来年はさらに円高が進み、ドル円の予想中央値は第2四半期に140円となると予想している。
米商品先物取引委員会(CFTC)のデータによると、投機筋のポジションは先週、8月中旬以降初めて円の買い越しに転換した。ヘッジファンドは2021年初頭以来、日本円に対して最も強気である。
シティ(9月30日現在) | HSBC(10月8日現在) | |||
サポート | 抵抗 | サポート | 抵抗 | |
ユーロ/米ドル | 1.1002 | 1.1214 | 1.0878 | 1.1141 |
GBP/USD | 1.3002 | 1.3482 | 1.2948 | 1.3326 |
米ドル/スイスフラン | 0.8375 | 0.8749 | 0.8421 | 0.8639 |
豪ドル/米ドル | 0.6757 | 0.6950 | 0.6681 | 0.6888 |
米ドル/カナダドル | 1.3420 | 1.3792 | 1.3474 | 1.3703 |
米ドル/円 | 139.50 | 147.13 | 142.70 | 151.40 |
※上記表中の緑色の数字は前回と比較してデータが増加したことを、赤色の数字はデータが減少したことを、黒色の数字はデータが変化していないことを示します。
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2024-10-10