公開日: 2026-08-28
更新日: 2026-08-28
2026年8月28日時点で、コストコ(COST)は8月27日に934.66ドル、前日比2.24%下落しました。S&P500が0.72%上昇する中での下落となり、3日連続安となっています。また、5月19日の52週高値1,096.50ドルからは約14.8%下落した水準です。
一方、業績は堅調で、2026年度第3四半期の売上高は前年同期比11.6%増の691.5億ドル、会費収入も10.7%増の13.73億ドルでした。
コストコ株価が下落した理由は、業績悪化だけではなく、高い株価水準への警戒や利益確定売り、小売株全体を取り巻く投資家心理などが重なった可能性があります。現在のPERは約47倍と高く、好調な業績がすでに株価に織り込まれている点にも注意が必要です。

コストコ株は2026年8月27日に934.66ドルまで下落し、52週高値1,096.50ドルから約14.8%下の水準となっています。
一方、PERは約48倍と依然として高く、株価には今後の高い利益成長が織り込まれています。 第3四半期は売上高が前年同期比11.6%増、純利益が15%増と好調だったものの、粗利益率は前年同期から21bp低下しました。

コストコの2026年度第3四半期は、売上高が691.5億ドル(前年同期比11.6%増)、純利益が21.9億ドル(同約15%増)と好調でした。既存店売上高も9.8%増、デジタル関連売上は21.5%増と、事業そのものは堅調です。会費収入も13.73億ドルまで増加しています。
それにもかかわらず、8月27日の株価は934.66ドル、前日比2.24%安となり、S&P500が0.72%上昇する中で下落しました。
背景には、「好決算=株価上昇」とは限らない市場の織り込みがあります。コストコは高い成長期待が株価に反映されているため、今後も市場予想を上回る利益成長を続けられるかが重要です。実際、次回決算は9月24日に予定されており、現在の市場予想ではEPS6.51ドル、売上高944.6億ドルが見込まれています。
つまり今回の下落は、業績悪化というより、好調な業績を織り込んだ株価に対する利益確定売りや成長期待の調整として捉えることができます。今後は売上高だけでなく、会員収入、既存店売上高、利益率が市場期待を維持できるかが注目ポイントです。
2026年8月は、米国の個人消費に対する警戒感が強まっています。7月の米小売売上高は前月比で9カ月ぶりに減少し、消費の勢いが鈍化している可能性が意識されました。
さらに、8月の米消費者信頼感指数は89.4と7月の90.2から低下。特に今後の所得や雇用環境などを示す期待指数が大きく低下しており、消費者心理の悪化が懸念されています。
小売大手ウォルマートでも、米国既存店売上高が前年同期比2.6%増と市場予想の3.8%増を下回り、株価が大きく下落しました。こうした動きは、小売業界全体に対する投資家の警戒を強めています。
コストコは低価格商品や会員制モデルを強みに比較的底堅いものの、消費者の購買力低下や小売セクター全体のセンチメント悪化が、株価の重しになる可能性があります。したがって、「コストコ株価が下落した理由」を分析する際には、個社の業績だけでなく、米国の消費動向にも注目する必要があります。
コストコの強みである会員ビジネスは、2026年8月28日時点でも堅調です。2026年度第3四半期の会費収入は13.73億ドルで前年同期比10.7%増。有料会員数は約8,210万人、Executive会員は4,120万人まで増加し、会員基盤の拡大が続いています。
また、米国・カナダの会員更新率は92%台と高水準を維持しており、継続的な会費収入を生み出す安定性がコストコ株の大きな支えとなっています。特にExecutive会員は前年同期比9.6%増と伸びており、今後の会費収入拡大につながる可能性があります。
2024年9月には通常会員とExecutive会員の年会費が引き上げられ、Executive会員の2%還元上限も1,000ドルから1,250ドルへ変更されました。こうした料金改定の効果も会費収入を押し上げています。
コストコは月次売上高を定期的に発表しており、直近の7月売上高は231.2億ドル、前年同月比10.7%増と好調でした。8月売上高は9月2日に発表予定で、今後も既存店売上高やデジタル売上の伸びを確認することが重要です。
会員制モデルはコストコの収益基盤です。会員数の増加や高い更新率が続けば、安定した会費収入につながります。今後は会員数・更新率・会費収入の伸びが維持できるかが株価を支える重要な材料になります。
売上が伸びても、利益率が低下すれば株価には重しとなります。第3四半期の粗利益率は11.04%と前年同期比21bp低下しており、商品コストや人件費などの上昇が今後の利益を圧迫しないか注目されます。
8月27日の終値は934.66ドルで、現在も高い成長期待が株価に織り込まれています。 次回の2026年度第4四半期決算は9月24日に予定されており、売上高やEPSが市場予想を上回れるかが大きな焦点です。
2026年8月28日時点では、COSTは934.66ドル前後、PER約47倍と高い評価が続いています。一方、アナリスト21人の12カ月平均目標株価は1,101.44ドルで、現在値を約17.8%上回る水準です。
| シナリオ | 注目ポイント | 株価への影響 |
| 強気 | 会員数・会費収入の拡大、既存店売上高の高成長、EC事業の成長が続く | 業績成長によって高PERが正当化され、株価の回復・上昇につながる可能性 |
| 弱気 | 米国消費の減速、小売業界の成長鈍化、高PERへの修正売り | 成長期待が低下し、バリュエーション調整による下落リスクが高まる |
| 中立 | 好調な売上・会員基盤を維持する一方、高い株価評価が上値を抑える | 業績と株価評価の綱引きとなり、当面は値動きが不安定になる可能性 |
特に足元では、米国消費の一部に弱さが見られる一方、コストコは「低価格・会員制」という強みを持っています。したがって今後は、業績成長が現在の高い株価評価をどこまで支えられるかが最大の焦点になりそうです。
業績は堅調ですが、高いバリュエーションへの警戒や利益確定売りが株価の重しになったと考えられます。8月27日は934.66ドルで2.24%下落し、3日続落となりました。
現時点では、必ずしもそうとはいえません。7月の売上高は231.2億ドル、前年同月比10.7%増で、デジタル関連の比較売上高も17.7%増と堅調でした。
会員基盤は拡大しています。第3四半期末の有料会員数は8.290万人、前年同期比4.1%増、米国・カナダの更新率は92.2%でした。会費収入も前年同期比10.7%増となっています。
今後は9月2日の8月売上高、9月24日の第4四半期決算が重要です。売上高や会員収入の成長が続くか、また高い株価評価を正当化できる利益成長を維持できるかが焦点になります。
「コストコ株価が下落した理由」は、業績悪化というより、高い株価評価への警戒や利益確定売り、小売業界を取り巻く消費環境への懸念が重なった可能性があります。8月27日の終値は934.66ドルで、52週高値から約14.8%下落しています。
一方、7月の売上高は前年同月比10.7%増の231.2億ドルと堅調で、事業の成長力は依然として強い状況です。 今後は売上高や会員収入だけでなく、株価水準や市場全体の動向も確認することが重要です。
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