EBC研究所
要約
2月25日(火)ナスダック100指数は月曜日に1%以上下落した。投資家がエヌビディアの決算発表を待つ中、大手テクノロジー株が最大の足かせとなった。
2月25日(火)ナスダック100指数は月曜日に1%以上下落した。投資家がエヌビディアの決算発表を待つ中、大手テクノロジー株が最大の足かせとなった。
米ハイテク大手の優位性に対する信頼が少しでも揺らぐげば、市場に大きな影響を与える可能性が高い。時価総額3兆ドル超のエヌビディアは、アップルを除くとナスダック100指数で最大の構成銘柄となっている。
先週金曜日の時点で、オプション市場のトレーダーは、過去8四半期の決算発表後の平均騰落率9.2%に対し、決算後のエヌビディア株の動きを7.7%と予想していた。
トランプ大統領の政策が米国市場の優位性維持に役立つとの期待に反して、米国株は2025年に他の主要国株のほとんどを下回るパフォーマンスとなった。その理由の一部はバリュエーション・ギャップにある。
ゴールドマン・サックスによると、ヘッジファンドは2月21日までの2週間で、過去6ヶ月間で最も速いペースで米国のハイテク株を売却した。一方、アジア株は過去5ヶ月で最も速いペースで買い増しされた。
シティグループによると、欧州株に対するトレーダーの見方は大きく変化している。金利低下の見通し、堅調な企業収益、ウクライナ停戦の可能性などが、楽観的な見方を後押ししている。
ナスダック100は50日移動平均線(50SMA)を割り込み、短期的な方向性はエヌビディアの決算発表にかかっている。そのため、決算後のトレンドに沿った取引が賢明であろう。
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