2月13日(木)、原油価格はウクライナとロシアの和平合意により制裁が解除されるとの期待から下落した。米関税計画も原油相場に悪影響を与えた。
2月13日(木)、原油価格はウクライナとロシアの和平合意により制裁が解除されるとの期待から下落した。トランプ大統領による最新の関税計画も、原油相場に悪影響を与えた。
トランプ大統領が、プーチン大統領とゼレンスキー大統領との個別の電話会談で和平への希望を表明したと述べたことを受けて、両指標先物は前場で2%以上下落した。しかし、ロシア側の条件を考えると、交渉は行き詰まる可能性が高い。
ロシアは、米国の制裁でアジア向けタンカーへのアクセスが妨げられ、ウクライナの無人機攻撃で製油所が機能不全に陥るため、今後数ヶ月のうちに石油生産を縮小せざるを得なくなるかもしれない。
トランプ大統領は、米国からの輸入品に関税を課しているすべての国に対し、早ければ水曜日の夕方にも相互関税を課すと述べ、世界経済の見通しに対する懸念を高めている。
米エネルギー情報局(EIA)が水曜日に発表したところによると、ガソリン需要の低迷に直面している精製業者がメンテナンス作業を行ったため、米国の原油在庫は先週大幅に増加した。石油輸出国機構(OPEC)は最新レポートで需要予測を維持した。
政府機関が発表した1月の米インフレ率は驚くほど高い結果となり、景気過熱と関税引き上げが今年の利下げ期待を下回る可能性があるとの見方が強まっている。
ブレント原油は50SMAを割り込んだが、74ドル付近がサポートとなる可能性が高い。それが実現しない場合は、さらに下落する可能性が高い。
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3月24日(火)S&P500は小幅ながら週足で上昇し、4週間続いた下落に終止符を打った。同指数は今月初め、2月の最高値から10%以上下落した。
2025-03-24