要約
10月17日(木)、ダウ平均株価は過去5営業日のうち4営業日で最高値を更新した。好調な小売売上高と台湾TSMCの明るい見通しが追い風となった。
10月17日(木)、ダウ平均株価は過去5営業日のうち4営業日で最高値を更新した。予想を上回る小売売上高と台湾TSMCの明るい見通しが追い風となった。
先週、JPモルガン・チェースとウェルズ・ファーゴの決算が予想を上回り、米国経済の「ソフトランディング」への期待が高まったことを受け、米国の銀行株はシリコンバレー銀行(SVB)破綻以来の高値を記録した。
モルガン・スタンレー、ゴールドマン・サックス、バンク・オブ・アメリカなど、後に決算を発表した米大手企業も驚きの上昇を見せた。この好業績により、ダウ平均株価とS&P500指数が他の株価指数を上回った。
一部の市場参加者は、長期的なブームの回復力を疑問視しているが、半導体企業の決算は好調であり、米半導体大手エヌビディア(NVIDIA)は引き続き時価総額で米国第2位の企業となっている。
アルファベット、マイクロソフト、アマゾン、メタはいずれも、来年までAIインフラに大規模な資金投入を続ける意向を示した。これは、AIハードウェア企業に利益をもたらすと見られる。
AIソフトウェアが一般的にサブスクリプションで提供されるのに対し、ハードウェアは1回限りの販売で済む。アナリストは、AIチップ関連株はバブル状態にあり、大手テクノロジー企業の支出が緩和されれば最終的には崩壊すると警告した。
テクニカル指標によると、ダウ平均株価にはまだ上昇余地があり、明らかなレジスタンスはない。同指数が10日移動平均線を上回ったままであれば、短期バイアスは依然として強気となる。
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