2025-09-24
金は水曜日に利益確定売りにより過去最高値から下落した。金ETFへの資金流入が加速し、金曜日には保有量が3年以上ぶりの急速なペースで増加した。
銀の価格も年間50%以上の上昇の後に下落したが、金曜日にiShares Silver Trustオプションの1日当たりの取引量が120万枚に急増するなど、強気のオプション取引から支援を受ける可能性がある。
パウエルFRB議長は前夜、今後の政策決定において、中央銀行は高インフレと低迷する雇用市場という相反するリスクのバランスを取り続ける必要があると述べ、先週の発言を踏襲した。
金と銀は、中央銀行による購入や長引く地政学的緊張など、さまざまな支援要因が重なり、今年最も好調なパフォーマンスを示した主要商品の一つとなっている。
HSBCは先月、2025年、2026年、2027年の銀の価格予想を引き上げて、この上昇は「根本的なファンダメンタルズよりも、銀と金の関係によるところが大きい」と警告した。
銀の最大の産業消費者である世界の太陽光発電メーカーは、銀価格の急騰を受け、数年ぶりに貴金属の使用量を削減する予定だ。
銀の価格は緩やかな下落を見せたものの、依然として買われ過ぎの領域に留まっている。そのため、昨日の安値である43.65ドルに達するまでには、さらなる下落が予想される。
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